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30代後半女。日々思うこと/ 毒親育ちの子育て/等。お暇な時に読んでいただけると嬉しいです。

⑧シャフリングベビーだった娘、焦る私、そしてその後の発育は?

どうもこんにちは

見に来てくださってありがとう

 

娘は、私が知っているどの赤ちゃんよりも歩き始めるのが遅かった。歩き始めどころか、寝返りもつかまり立ちも、赤ちゃんの親が気にする体の発達のほとんどが目安の月齢よりも遅かったので、正直なところ当時の私は毎日気が気ではなかった。

 

 

ねえハイハイしないの?

赤ちゃん特有のかわいい動作と言えばハイハイである。ハイハイは全身の運動で、特に足腰が鍛えられるらしい。初めての育児で右も左もわからない私は、発達の目安についてはWebで情報を得ていたのだが、そこでも、「早いうちから無理に歩かせるのではなく、なるべくたくさんハイハイをさせてください」といった内容の記事をよく目にした。

よーし、ハイハイをなるべく長くさせたらええねんな、と私の心は準備万端だったが、娘の方はいつまでたってもハイハイを始めようとしなかった。無理やり歩かせるのがダメなのはわかった、でも無理やりハイハイはダメとは書いてなかったな…と強制的にうつ伏せにしてハイハイを無理強いしてみたりしたが効果はなかった。

当時同じハイツに住んでいた、娘と同じ月齢の男子は、体の発達がすさまじく早く、娘がでーんと座っている横で、すでにとことこ~とどこへでもひとりで歩いて行きそうな、彼のそんな様子を見かけるたび、私は焦りを感じずにはいられなかった。

 

 

娘はある時、ついにハイハイを始める、のかと思いきや、お座りの姿勢のまま、おしりをぴょこぴょこ動かし前進するという移動方法を編み出した。「ぴょこぴょこ」などといいように書いたが、性格に形容すれば「おしりずりずり」である。赤ちゃん連れの母が平日昼間に行く場所第1位の、子育て支援センターでも、1人おしりをずりずりして進む娘は、非常に悪目立ちしていた。

 

 

これは大丈夫なのか

お得意のWeb検索の結果、ハイハイせず、おしりをずりずりして進む赤ちゃんは、まれではあるが一定数存在していて、「シャフリングベビー」と呼ばれるらしい。原因は何?その後の発達がどうなるの?私は不安でいっぱいだった。そこで私は、娘を抱えて、様々なところへ発達相談に出かけた。市役所、保健士さん、小児科の先生、言語聴覚士さんなどいろんな人に娘を診せて話を聞いて回ったが、どこでも言われたのは「特に問題は見られないので、様子を見ましょう」だった。私はとてもとても不安だった。何せ、こんな移動方法の赤ちゃんは見たことがないのだ。そんな中、唯一私の希望となったのは、娘のようにハイハイをせずおしりで移動していた赤ちゃんが、そのあと特に問題なく歩いて走って生きてますよ~、という内容のブログだった。そのブログにとても勇気づけられたので、今私はこれを書いている。

 

 

見守るしかなく

娘はその後も、同じ位の月齢の子がとたとた~と可愛く走り回っている中、1人おしりずりずりを貫き通していた。つかまり立ちをしたのも1歳を過ぎていたし、伝い歩きよりもおしりずりずりの方が楽だったのか、ずっとおしりをずりずりしていた。その間、実母や実祖母から、本当に大丈夫なのか、検査してもらった方がいいのではないかと再三言われたが、もう行けるところは全部行ったつもりだったので、どうしようもなかった。

検索して出てきた「ハイハイしている子を、早いうちから無理に歩かせるな」という心の準備をしたままだったので、無理に歩かせることはせず、娘には思う存分おしりずりずりを楽しんでもらった。(  たくさん「ハイハイを」させることはできなかったし、「早いうち」というには遅すぎではあった。)  

すると、もう2歳になろうかという頃、娘はにわかに立ち上がり、いきなり7歩ほど歩いた。これは…ブッダの生まれ変わりなのか…!?と私の中二病心を大きくざわつかせた後、その日からちょっとずつ、立ち上がって歩くようになった。

 

 

その後どうなった

現在もうじき7歳になるが、その後の体の発達や、運動能力に問題はないように思う。怖がりで慎重派なので、ジャングルジムを他の子と同じ高さまで登れないとか、自転車に中々乗れないとか、そういう懸念はあるが、歩けないとか走れないとかいうことは無い。言語や情緒等の発達にも問題はないと思われる。3歳半ごろまでは非常に警戒心が強く、人見知りで、幼児とは思えない危機管理意識を発揮することもあり、ちょっと難しい子なのか?とも思っていたが、大きくなるにつれその辺のこだわりも和らいできている。

これは私の推論でしかないが、怖がりで慎重な娘は、かなりのめんどくさがりでもあるので、「おしりで進めるならこれでいいやん!!ハイハイするの、なんか怖いし!立つのはめんどくさいし、立たんでもこれなら手使えるし!」と、おしりずりずりを選択し、長いことやっていたのではないだろうか。発達の問題ではなく、性格の問題だったのではないかと、今の私はそう考えている。

 

娘がおしりをずりずりしていたころの私と同じように、今もし不安にさいなまれている人がいれば、ただの一例ではあるが、その人にこの記事が届けばよいと思う。

 

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