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30代後半女。子育て/ 毒親育ちの生きづらさ/大人のADHD など

⑨6歳女子に性教育をしようとしたら恥ずかしすぎた


どうもこんにちは

見に来てくださってありがとう

今回は、初めて途中の文字色を変えてみました~☆

 

 

ある日娘がお風呂で、「赤ちゃんって結婚したらできるんやんな・・・でも、なんで結婚したら赤ちゃんができるん ? 」と聞いてきた。

 

 

鋭くなってきた~

娘はもうじき7歳になるが、7年間でこの手の質問は数多くあった。赤ちゃんはどうやって産まれるの? おへそから出てきたの?etc・・・答えられる問いには、なるべく答えるようにしてきたものの、赤ちゃんの誕生に関してだけは「結婚したら赤ちゃんが産まれる」というほぼ嘘レベルの回答で押し通してきた。これまでは、そんな答えでも「ふーん」とおさめてくれていた娘だが、どうやらそうもいかなくなってしまったようだ。私のごまかしは見破られている。

 

しかしせっかく子供が投げかけてきた問いに、親である私が、答えられないとは、けしからん!と思われるかもしれない。人間が生まれる仕組みをただ説明するだけ・・・・・・とはいっても、やはり実際口にするとなると、いくら子供相手でもやっぱり恥ずかしいのである。何だかいやらしいことを教えるような気がして気が引ける。

 

私が子供の頃、赤ちゃん誕生までの道のりを、親から教えてもらった記憶はない。赤ちゃんの誕生どころか、女性に生理というものがあることすら知らなかった。小学校で男女に分かれて性教育を受けたあの日まで、私は母から生理の事など、一度も聞いたことがなかったのだ。親に平気でなんでも聞ける幼児のうちはともかく、それなりに大きくなってしまえば、子供側にもやがては恥じらいが出てくるわけで、自然と、性についての話というのは「親と子ではしないもの」となっていくのだろう。もしかしたら私だって、覚えていないだけで幼稚園の頃は、純粋に母に尋ねていたのかもしれない。(しかし、その時母が、精子卵子がね…と、幼稚園の私に説明しただろうか?・・・それはありえないと思う。)

 

今がチャンス?

私自身は生理のことすら5年生ぐらいまで知らなかったが、時代は移り変わり、今は幼児期から、親子で性教育を行うのがいいという風潮があるらしい。絵本もたくさん出ているようで、一人一人の体に大切な場所があることや、それを他人には見せない・触らせないことで自分と相手の身を守る、といったことから、生理や妊娠、出産についてまで結構具体的に、詳しく書いてあったりする絵本もある。実は我が家でも一度そういった内容の、外国の絵本を図書館で借りたことがあるのだが、私が恥ずかしくて最後まで読み聞かせられなかったという情けない事例がある。

子供が、疑問に感じたことを、そのまま恥ずかしがらずに親に聞いてくれて、こちらの説明も恥ずかしがらずにうんうんと聞いてくれる今のうちに、その手のことについて、一度きちんと話しておくのが良いのかもしれない。何でも親が教えるのが良いという意味ではない。どこからか得た偏った情報や、思春期やそれ以降に触れる、集団の中での「間違った常識」などが、娘の性に対する考え方のベースになるのは好ましくないことだと思うのだ。将来、同意のない性行為を断固拒否できる人間でいてほしい。心と体を通わせたいと、心から思える相手と過ごしてほしい。ぜひとも自分に誇りをもって、自分の体を大切にできるようになってほしい。

 

 

でも恥ずかしいんだよね☆

家庭での性教育が大事、それはわかっている。しかも娘は興味津々状態で、話すには絶好のチャンスなのだが、何を隠そう私が恥ずかしいのである。具体的なことをちゃんと話すのは、6歳相手でもどうしても恥ずかしい。娘はただ疑問に思ったことをそのまま聞いてきているだけなのに、こっちが恥ずかしがってごまかしているという何とも情けない状態なのだ。

これまで私は娘に、生理について「女の人は血をためておいて、子供を産む準備を毎月するけれど、赤ちゃんが来なかったら、その準備が、いらなくなるから血が出てくるんだよ」といったようなことは、説明してきた。一緒にお風呂に入れない日があるからだ。すると、一応内容は理解したような顔で、なんで準備したのに赤ちゃんは来ないの?どうやったら来るの?どこから来るの?などと、私がわざと説明を避けた部分をどんどん突っ込んでくる。はじめは「また今度教えるね」などとごまかしていたが、そうもいかなくなってきて、聞かれるたびに少しずつ、少しずつ、様々なことを教えてきた。男の人に種があること(及びどこに種があるのか)、女の人に卵があること。卵と種がくっついたら、それが育って赤ちゃんになること。

 

しかしどうしても、種と卵をどうやってくっつけるのかという部分は、話すことができなかった。理由は前述のとおり、恥ずかしいからである。そこで、その部分はあいまいにしたまま「結婚したら、赤ちゃんができる」という暴論で押し通してきたのだ。その説明(になっていない説明)に、娘がどうにも納得いかなくなったところで、冒頭の、風呂での質問が飛んできた。当たり前である。意図的に全部すっとばしているのだ。論理が破綻していることは、6歳でもわかる。また私の虚言に加えて、娘の中ではきっと、結婚=結婚式、ぐらいに思っているはずなので、なんで結婚式したら赤ちゃんができるの?という疑問は当然なのである。

 

言ってみよう

風呂での質問が飛んできたその日は、昼間に偶然、幼稚園のお母さん方と子供の性教育について話したばかりだった。あるお母さんは、子に買い与えようと「人間」というタイトルの図鑑を本屋さんでぱらぱらめくっていたらしいのだが、生命の誕生の章に、かなり具体的に子づくりの方法が(文章で)書かれていて、迷った末に買うのをいったん保留にしてしまったと話してくれた。そして、家で子供にどんな話をしているだとか、上の学年になると、こんな反応になるだとか、先に変な情報を知ったら困るだとか、いい絵本があるだとかいろんな話をして、私は、今度娘に聞かれたら、ちゃんと一度伝えてみようかなと思ったばかりだったのだ。その会話があったから、私はその日、風呂で、飛んできた質問に、全部、逃げずに、答えよう、と心を決めた。

 

 

以下、風呂での娘との会話を再現してみる。

※ここからたくさん改行するので、スマホで見てくださっている方は見づらいかもしれないです、ごめんなさい。

 

■風呂にて

娘:なんで結婚したら赤ちゃんができるん?

私:実はな…結婚しただけで、できるわけじゃないねん

娘:じゃあどうやったらできるん?

私:あー・・・はだかんぼで、ぎゅ~~好きよ~ってすんねん

(まだごまかそうとしている)

娘:はだかんぼでぎゅーしただけでできるん!?

私:って言うわけではないねんけどな

娘:じゃぁ何なん?

私:女の人に卵があって、男の人が種を持ってるってのは知ってるやんな?

娘:うん

私:それをな、くっつけるねん

娘:どうやって?

私:入れるねん

娘:どこに?

私:女の人のおなかに。卵があるやろ?だからそこに種を入れるねん

娘:注射するん?

私:注射ではないねん。ちょっと待ってな、お母さん言うの恥ずかしいから待ってな

 

恥ずかしすぎて中断

(「おなかに注射を刺して入れる」という発想には驚いた)

 

私:はいごめん復活、男の人の、どこに種があるか知ってる?

娘:(股を指さす)

私:そう、そこ、そうやねん…で、おかあさんが「はらぺこちゃん(※生理の我が家での呼び名)」のとき、血が出てくる穴があるやろ?(既に説明済)

娘:うん

私:そこから入れるねん

娘:え、どうやって?

私:・・・

娘:おまたをちゅんちゅんするん?

私:(ちゅんちゅん!!)あー虫さんがおしりでお花の花粉ちゅんちゅんってつけてくれる話したもんな~・・・でもちゅんちゅんではないねん・・・(言うぞ、言うぞ、言うぞ!)穴にな、いれるねん、ずぼっと

 

言った~!恥ずかし~~

 

娘:え!!そうなん・・・・・・痛い?

私:ん~どやろな~、注射よりはマシちゃう?

娘:へー

私:ほんまに好きなひととやったら痛くないんちゃうかな

娘:へー

私:だからな、ほんまに大事な人としか、せん方がいいとお母さんは思うわ

娘:うん。でも私結婚せーへんから(普段から宣言している)

私:そっか。あ、この話はおかあさんと娘ちゃんだけの秘密な。お母さんは今日話したけど、お友達には、お友達のお家のタイミングってもんがあるからな

娘:言わへんわ!

 

この会話は娘にとってそれなりに衝撃だったらしい。会話から半年ぐらい経つが、その間、一度もその手の質問は来ていない。話したことが、娘のこれからにとって、良かったのか悪かったのかは今はわからない。逆に先入観や、恐怖心を植え付けてしまった恐れもあるが、折を見て、「人間」の図鑑を一緒に見てみるのもいいのかなと思う。

 

 

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