一人時間

30代後半女。日々思うこと/ 毒親育ちの子育て/等。お暇な時に読んでいただけると嬉しいです。

④コーヒーは健康にいいのか

どうもこんにちは

見に来てくださって、ありがとう。

 

最近は小学生でもコーヒー

とある高校に勤めていた頃、高校生がみんなしてコーヒー(とエナジードリンク)を飲んでいることに結構びっくりしたのを覚えている。私がコーヒーを飲めるようになったのは二十歳を過ぎてからである。ところが最近、知り合いの、なんと、小学校3年生の娘さんがコーヒーを飲んでいて、これには 心 底 驚いた。小3でコーヒー!私が小学生の頃なんて、パピコのチョココーヒー味でさえも、にが!なにこれ変な味…と避けていた覚えがある。

 

…となんでも昔の自分と比較したがるのは、歳をとった証拠なのだろうか。

 

私は紅茶が好き

私はコーヒーより紅茶を好んでよく飲んできた。紅茶の味が大好きで…というよりは、私にとってコーヒーは苦すぎたし、それに「みんながコーヒーを選ぶ時、紅茶を選んで飲む自分」に酔っていた部分が大いにあると思う。それでも、小学生の頃、父に初めてアイスティーを作ってもらったあの日以来、確かに私はずっと紅茶を愛しつづけてきた。

そのうん十年の間、世間では紅茶ではなくコーヒーのブームが世界中で巻き起こっていたようで、その大きなうねりは、なんちゃらウェーブなんちゃらウェーブと、私が住んでいる中途半端な地方都市にも確実に押し寄せてきていた。中学生の頃、近所のイオンにスターバックスができてからずっと、じわじわとコーヒーブームを感じてはいたものの、変わらず私は紅茶が好きだった。

 

コーヒーもおしゃれだった

紅茶が好きと言っても、紅茶の味ではなく「おしゃれさ」に酔っていた私である。コーヒーブームの高まりとともに、コーヒーの持つ「おしゃれさ」にも、抗いがたい魅力を感じ始めた。特に、スタバの店内のおしゃれなこと!おしゃれ空間で、PCに向かうビジネスマンや、読書にふける女性!「コーヒー片手に」というワードの響き!!素敵~…と吸い寄せられるようにスターバックスへ行く頻度が増えていく。学生の頃友人と訪れていたとき、頼むのはフラペチーノばかりだったけれど、社会人になって、さあ私も一人でコーヒー片手に…となった時には、ちゃんとコーヒーを頼むようになっていた。ご存じの方も多いだろうが、昔スタバには牛乳も蜂蜜も入れ放題(語弊)のコーナーがあったので、飲んでは入れ、飲んでは入れして(最低の客)なんとか苦みを薄め、おしゃれに浸っていた。感染症が流行りだしてそのコーナーはなくなってしまって、残念至極ではあるが、その頃には私も受け取ったコーヒーに何も追加せずに飲むことができるようになっていた。

 

 

コーヒーを趣味にしよう

物心ついたころから、私の趣味は読書だけだった。今でも物語を読み始めてしまうと、全部読み終わるまで食事睡眠等の生活全般がどうでもよくなってしまう。さすがに娘を放置して本を読んでいる場合では無いため、私は子供が生まれて以降、長い物語を読むことを自分に厳しく禁じている。おかげでここ数年は完全無趣味生活を送っていたわけであるが、そんな中、何がきっかけか、コーヒーを私の趣味にしよう!と唐突に思い立った。コーヒー周辺のおしゃれを、ものにしたいと思ったのだ。

早速道具一式をそろえることにした。やるなら本格的に、イタリア直輸入のエスプレッソマシンを導入して…と行きたいところだが私の月のお小遣いは1万円なので、とりあえずドリッパーとペーパーフィルター、それから粉状の豆を近くのカルディでそろえた。家でコーヒーをいれるということに対してなぜか、私に出来るわけない、私なんかがやっていいことでは無いと思い込んでいたが、始めるにあたって、道具は2個だけ、しかも500円もせずそろったのでわくわくした。先の細くなっているポットも欲しかったが、これは高価で、この趣味が長く続くかわからなかったのでやめておいた。

 

そこから私のコーヒー生活が始まった。UCCのサイトで動画を見たり、図書館で本を借りたりして、美味しい入れ方を練習。色んな種類の豆を試しては好きな風味の豆を探し、どんどんコーヒーにのめり込んで行った。

 

コーヒーをもっと普及させ(て儲けたい)人は、コーヒーを飲むと健康になると声高に言うだろう。ペットボトル入りのコーヒー飲料にも「一日3杯のコーヒーで健康に」と書いてあったし、Webサイトなどでは「ポリフェノール(クロロゲン酸)の抗酸化作用でアンチエイジング!」というのと、「コーヒーアロマでリラックス」と書いてあるのを本当によく見た。

 

よく見て、私は真に受けた。

 

「コーヒーは飲めば飲むほど健康になれる!!!!!!」

 

私の勢いは止まらなかった。コーヒーを飲むのは月に1回行くか行かないかのスターバックスだけ、だった私が、のめり込んで2週間後には、1日に1.5リットルは飲むようになっていた。もっと多かったかもしれない。本当に飲めば飲むほど健康になれると信じていたし、オシャレの仲間入りを果たしたと思っていた。だから、コーヒーに入っている「あの物質」の体への悪影響についての情報などはとてもよく目に入ったものの無視した。コーヒーやカフェを特集したオシャレな雑誌や、健康に良いと書いてある情報しか見なかった。

 

 

禁断症状

仕事があり、子供もいて、家事もある。私に自由な時間などない。趣味に費やす時間を捻出するには、夜更かしするか早起きするしかないのである。たまたま、コーヒーにのめり込んでいた時期が夏だったため、私は早起きを選択した。朝早く起きて、職場に持っていく用の500mlの水筒2本分&家を出るまでに飲む用の500mlを入れ、夕方から夜にかけても500ml以上飲んでいたので最低でも1日2リットル以上は飲んでいたらしい。

 

コーヒーにのめり込んで1ヶ月程たった頃、その日は寝坊して、コーヒーを一滴も飲まずに出勤してしまった。特に気にせず仕事をしていたところ、昼前頃にびっくりするくらいの頭痛に襲われた。私は幸運なことに頭痛というものを、人生でほとんど経験したことがない人間だったので軽くパニックになった。そしてその頭痛のせいなのか、凄まじい吐き気も一緒に来た。…………………コーヒー!!!!今日はコーヒー飲んでない!!!!そのことに気がつくまで、数時間かかった。そして、私は見ないようにしていた「あの物質」の怖さを知ることになった。

 

趣味とかじゃなくてただの依存性

「あの物質」、もちろんカフェインである。

今さっき適当に調べたところ、カフェインはドリップコーヒー150mlに90mg程入っているという。日本では一日の摂取量の上限をハッキリとは決めていないようであるが、欧米では健康な成人で1日300~400mgまでと決められている国もあるらしい。確実にそれ以上飲んでいたが計算しやすいので仮に私が毎日1.5リットル飲んでいたとしたら、毎日900mg、欧米基準の3倍のカフェインを摂っていたことになる。コーヒー生活前から考えると、カフェインほぼ0→急に900→0=禁断症状←今ここ、というわけである。

 

コーヒー生活中は、どこの誰が書いたのかも分からないサイトの情報でも、「良い」と書かれているものを全て積極的に鵜呑みにしていた。カフェインの情報も、目にすることはもちろんあったが、「カフェインが効いてくるのは30分後なので、飲んだあと30分以内に寝る場合は飲んでもOK!」などのめちゃくちゃな情報を探し出し、安心していた。今考えれば、飲んでもOK!って一体誰が誰にOKを出しているのか、甚だ疑問であるが、OKが出たので私は素直に信じて、寝る前も飲んでいた。普通に考えて、飲んでいい時と悪い時があるなんていう飲み物や、たくさん飲むことで健康上のリスクがあると明らかになっているような飲み物を、普通の人なら大量に飲んだりはしないだろう。そんなことも分からずに、私がせっせせっせと早起きしてコーヒー生活☆おしゃれ☆などとやっていたのは、ただの依存性だったのである。

 

 

その後

頭痛はだいたい2週間で治まると書いてあるサイトが多かったが、私の場合は20日経ってもまだ頭が痛かった。というのも、頭痛が発症したその日にカフェインの怖さを思い知った私は、今度はその日からコーヒーを全く飲まないようにしたので、余計に頭痛が長く、酷かったのだと思う。徐々に減らして…が基本かなと思ったし、周りの人にも言われたが、あの日私の中ではコーヒー=怖い飲み物と認識が変わってしまった。(また別の記事で書けたらと思うが、私の性質としてなんでも極端というところがあるのは否定できない。)

頭痛を抑えるために飲んでいた鎮痛剤にカフェインが入っていたので、これで少しは摂っていることになるだろうと思っていたのもある。

 

 

猪突猛進型の世間知らず、つまりはアホなのである。

いつか壺を買わされる気がして自分でも怖い……例えがすごく古臭いのは昭和生まれだからだろう。

 

 

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