世界の片隅からこんにちは
見に来てくださって、ありがとうございます
消してもた~!と落ち込んでいた記事が見つかったので再up☆
ついでにおすすめカフェインレスコーヒー追記。
【目次】
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コーヒー飲めますか?
10年ほど前、とある高校で働き始めたら、そこの生徒がみんなしてコーヒー(とエナジードリンク)を飲んでいたのを見て驚いた。しかし最近では、小学生でコーヒーを飲む子を見かけた。
私がコーヒーを飲めるようになったのは20歳を過ぎてからだ。小学生の頃は、パピコのチョココーヒー味でさえも「変な味する~」と避けていたような…。
私の話をすれば、コーヒーよりも、紅茶を好んで飲んできた。子供の頃、父が休みのたびに作ってくれる、おいしいアイスミルクティーが大好きだった。氷のたっぷり入ったお気に入りのグラスに紅茶とミルクを注ぎ、ミスドでもらったマドラーでかき混ぜる。私は紅茶のとりこになった。自分で稼ぐようになると、せっせせっせと茶葉を買い飲んだ。
迫りくるコーヒーブーム
私が紅茶ばかり飲んでいたうん十年の間、世間では紅茶ではなくコーヒーのブームが世界中で巻き起こっていたようで、その大きなうねりは、なんちゃらウェーブなんちゃらウェーブと、私が住んでいる中途半端な地方都市にも確実に押し寄せていた。まず中学生の頃、近所のイオンに市内発のスターバックスができた。これがメグ・ライアンの飲んでたやつか!!と思ったのを覚えている。(『ユーガットメール』)
そして私もいつしか、コーヒーの持つおしゃれな雰囲気に、抗いがたい魅力を感じ始めた。
特に、スターバックスの醸し出すおしゃれな雰囲気に、田舎の芋女子である私は、すぐにやられてしまった。おしゃれ空間で、PCに向かうビジネスマンや、読書にふける女性!「コーヒー片手に」というワードの響き!!
はわ~素敵~…と吸い寄せられるようにスターバックスへ行く頻度が増えていく。学生の頃、友人たちと頼むのはフラペチーノばかりだったけれど、社会人になって、さあ、私も1人でコーヒー片手に…となった時には、ちゃんとコーヒーを頼むようになっていた。
ご存じの方も多いだろうが、昔スタバには牛乳も蜂蜜も入れ放題(語弊)のコーナーがあった。私ははじめ、その牛乳を、飲んでは入れ、飲んでは入れして、なんとかコーヒーの苦みを薄め、おしゃれに浸っていた(最低の客でした)。感染症が流行りだしてそのコーナーはなくなってしまい、残念至極ではあるが、その頃には私も、受け取ったコーヒーに何も追加せずとも、飲むことができるようになっていた。
そうだコーヒーを趣味にしよう
物心ついたころから、私の趣味は読書だけだった。さすがに娘を放置して本を読んでいる場合では無いため、私は子供が生まれて以降、自信に小説を読むことを禁じている。おかげでここ数年は完全無趣味生活を送っていたわけであるが、そんな中、何がきっかけか、コーヒーを私の趣味にしよう!と唐突に思い立った。コーヒー周辺のおしゃれを、ものにしたいと思ったのだ。
早速、道具一式をそろえることにした。やるなら本格的に、イタリア直輸入のエスプレッソマシンを導入して…と行きたいところだが、私のお小遣いは月1万円なので、とりあえずドリッパーとペーパーフィルター、それから粉状の豆を近くのカルディでそろえた。始めるにあたって、道具は2個だけ、しかも500円以下で揃えることができ、とてもわくわくした。
こういうのと
こういうのね
先の細くなっているポットも欲しかったが、これは高価で、この趣味が長く続くかわからなかったのでやめておいた。
こういうの
道具をそろえた私は、UCCのサイトで動画を見たり、図書館で本を借りたりして、美味しい入れ方を練習しはじめた。色んな種類の豆を片っ端から試して好きな風味を探し、どんどんコーヒーにのめり込んで行った。仕事に、子育て、家事もあるので、趣味に費やす時間を捻出するには、夜更かしか早起きしかない。たまたま、コーヒーにのめり込んでいた時期が夏だったため、私は早起きを選択した。
朝のさわやかな空気の中、音楽をかけながら、コーヒーを入れる。至福の時間である。まずは、家を出るまでに飲む用の500ml。そして職場に持っていく用の500mlの水筒を2本。じっくりじっくり入れていく。あわただしく仕事から帰ったら、ここからまたひと頑張りするために、とコーヒーを入れる。500mlぐらいあれば足りるだろうか。
コーヒーで健康に!
コーヒーをもっと普及させ(て儲けたい)人は、コーヒーを飲むと健康になると声高に言うだろう。おいしいコーヒーの淹れ方を調べる中で、
・毎日のコーヒーで健康に
・ポリフェノールの抗酸化作用で若返り
・コーヒーアロマのリラックス作用
等の記述を本当によく見た。
よく見て、私は真に受けた。
「コーヒーは、飲めば飲むほど健康になれる!!!!!!」
私の勢いは止まらなかった。それまで、コーヒーを飲むのは月に1回行くか行かないかのスターバックスだけだったのが、のめり込んで2週間後には、1日2リットルは飲むようになっていた。飲めば飲むほど健康になれると信じていたし、なにより私もおしゃれの仲間入りを果たしたと思っていた。
だから、コーヒーに入っている「あの物質」の体への悪影響についての情報は、とてもよく目に入ったもののすべて無視した。コーヒーやカフェを特集したおしゃれな雑誌や、健康に良いと書いてある情報だけを見るようにしていた。
異変
コーヒーにのめり込んで1ヶ月程たった頃のこと。
その日は寝坊して、コーヒーを飲まずに出勤した。特に気にせず仕事をしていたところ、昼前頃にびっくりするくらいの頭痛に襲われた。私は幸運なことに頭痛というものを、人生でほとんど経験したことがない人間だったので、軽くパニックになった。そしてその頭痛のせいなのか、凄まじい吐き気も一緒に来た。原因は何だ?
・・・コーヒー!!!
無知な私は、頭痛とコーヒーの因果関係に気がつくまで、数時間かかった。そして、見ないようにしていた「あの物質」の怖さを身をもって体験することとなったのだ。
カフェイン依存性
「あの物質」、もちろんカフェインである。
今さっき適当に調べたところ、カフェインはドリップコーヒー150mlに90mg程入っているという。日本では一日の摂取量の上限をハッキリとは決めていないようであるが、欧米では健康な成人で1日300~400mgまでと決められている国もある。
確実にもっと飲んでいたが、計算しやすいので仮に私が毎日コーヒーを1.5L飲んでいたとすれば、毎日900mg、欧米基準の3倍のカフェインを摂っていたことになる。そして、その日、たったの1回、朝にコーヒーを飲まなかっただけで、禁断症状が出たのである。
コーヒー生活中は、どこの誰が書いたのかも分からないサイトの情報でも、「良い」と書かれているもの全てを積極的に鵜呑みにしていた。カフェインの情報も、目にすることはもちろんあったが、「カフェインが効いてくるのは30分後なので、飲んだあと30分以内に寝る場合は飲んでもOK!」などのめちゃくちゃな情報を探し出し、安心していた。今考えれば、飲んでもOK!って一体誰が誰にOKを出しているのか、甚だ疑問であるが、OKが出たのだから、と寝る前も飲んでいた。
普通に考えて、飲んでいい時と悪い時があるなんていう飲み物や、多飲で健康上のリスクがあると明らかになっているような物を、普通の人なら大量に飲んだりはしない。そんなことも分からずに、私がせっせせっせと早起きして#コーヒー生活 #おしゃれなどとやっていたのは、ただの依存性だったのである。
やっぱり飲みたい
頭痛はだいたい2週間で治まると書いてあるサイトが多かったが、私の場合は3週間経ってもまだ頭が痛かった。カフェインの怖さに怖気づいていたので、コーヒーの量を徐々に減らすのではなく、その日からきっぱり辞めた。
頭痛は相当つらかったので、しばらくの間は、コーヒーなんて一生飲まん!と意気込んでいたが、急遽始まったコーヒー生活を通して、私は結構コーヒーが好きになっていた。飲んで美味しいのもあるが、いれるのが楽しいのだ。でも、飲まなくなったらまたあの頭痛が来る・・・と思うと、どうしてもカフェインが怖い。
そこで私は、毎朝コーヒーを入れるだけ入れて、夫に飲んでもらうことにした。夫のカフェイン中毒はどうでもいいのかと言われれば返す言葉もないが、彼は、まぁ喜んで飲んでいるので、良しとしてほしい。これで入れる楽しみは毎朝味わえる・・・としばらくはそれで我慢していた。しかしやっぱり飲みたい。
そう思った私は、カフェインレスコーヒーを飲むことにした。
おすすめカフェインレスコーヒー
私が頼っているカフェインレスコーヒー。高級品は続かないので味ではなく値段重視。まずは粉から。
セブンアンドアイ
上島珈琲
イトーヨーカドーの見切り品コーナーで発見。パッケージがおしゃれで良い。値段はそこまで安くはない。
トップバリュ
粉が細かく引いてあって、びっくりするほど濃い。個包装がギラついた紫でちょっと萎える。安い。
ーーー以下粉ではなく液体ーーー
ボス
値段が安い。でも糖が入っているので残念。無糖も出してほしい。
カルディ
無糖、希釈タイプ。これはめっちゃめちゃおいしかった。
そのまま飲めるカフェインレスの無糖アイスコーヒーをお店でみかけることがあまりないので、うれしさのあまり爆買い。値段も悪くない。
終わりに
長々と書いてしまったが、飲みすぎなければカフェインは怖いものではないと思う。ちょっと飲みすぎかも…?と思い当る方は、是非1度カフェインレスコーヒーで、カフェインを抜いてみることをおすすめする。
長い記事、読んでくださってありがとうございました。