どうもこんにちはpiijaです。
見に来てくださってありがとうございます。
我が家では、娘が0歳の頃から、毎日最低3冊以上、絵本の読み聞かせを続けてきました。娘には、読書好きな子に育ってほしかったのです。しかし、娘は5歳になってもなかなか自分で本を読もうとしませんでした。
■読み聞かせ、しすぎて大丈夫??
■自分では本を読まなくなる??
私もそう思っていましたが、大丈夫です。読み聞かせを続けた結果、現在小学生になる娘は、毎日自分から本を読んでいます。
読み聞かせを頑張る方々の、ご参考になれば!
【目次】
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気づいてしまった
私が、最も苦痛なく子供と遊ぶ方法が、絵本の読み聞かせだった。読書好きな子に育ってほしいという希望もあり、娘が0歳の頃から、寝る前はもちろん、遊びと遊びの間に絵本を挟んだりして、毎日毎日読み聞かせを行ってきた。
そうこうしているうちに、娘が4歳頃だっただろうか。私ははた、と気が付いた。
私が4歳の頃って、もう自分で本読んでなかったっけ?
私の場合
私の母親は、いつでも常にイライラしていて、いつも話しかけるのが怖かった。何をやっても(やらなくても)怒られる毎日、私の逃げ場は本の中だった。本さえ読んでいれば、とりあえず怒鳴られることはなかったからだ。
母曰く「あんたは幼稚園の時から一人で本ばかり読んでいた」とのことなので、たぶん私は4歳か遅くても5歳の時には、すでに1人黙々と本を読んでいたのだろう。
もうそろそろ自分で読むのでは?
では我が家の娘はどうかというと、4歳になっても5歳になっても自分で本を手に取る様子がほとんど見られない。私は焦り始めた。そしてお得意のWeb検索である。
■いつまでも読み聞かせしすぎると、自分では読まなくなる
■子供が望む限り、いつまででも読み聞かせをしてOK
真実はいつも1つ、とはいかないようである。
自分で本を読んでもらおう
上の検索結果で、私の心に響いたのは「いつまでも読み聞かせをしていると、自分では本を読まなくなる」の方だった。それは困る。娘には是非本好きに育ってもらって、いつか、面白本のおすすめ合いをしたいのだ。
そこで私はいろいろと工夫をして、娘が自分で本を読むように持っていくことにした。
①字を見るよう誘導する
自分で読むということは、もちろん字を読まなければならない。
私は、絵本を読み聞かせながら、娘の目の動きをこっそりと追ってみた(至難の業)。すると、娘はやはり絵だけを見ているということがわかった。
最近の絵本は、微に入り細に入り、ページの端から端までびっしりと絵が描きこんであるものが多い。しかも書き込まれた絵の中に、よく見ないとわからないような小ネタ満載なものまである。
これとか
しかし、現段階で、絵に夢中になってもらっては困るのだ。そこで私は、あえて絵と文章が離れて書いてある本を読むようにした。左のページが文、右のページが絵、という感じだ。そしてできるだけ、長い文章のものをえらんだ。
これとか
これとか
②あえて赤ちゃん絵本を選ぶ
娘に読み聞かせる話はどんどん長いものになっていたが、ここであえて赤ちゃん用の本を投入。「赤ちゃんの時、読んでたね~」などと言いながら渡す。渡しておいて私はトイレに行く。1人残された娘はもう、読むしかない。一人で本を開くという体験をしてもらうのだ。
③私に読み聞かせをしてもらう
お母さんにも絵本読んで欲しいな~!と言って娘に読んでもらった。しかし、すごく大変そうだったので、1回でやめた。全然楽しくなさそうだったのだ。
と、さも娘の様子を見て、母の賢い判断でやめたように書いたが、2回目を頼んだ時に「ママが読んでよ!」と言われ、続けられなかっただけである。
④セリフを読んでもらう
ならばと、思いついたのがこれ。娘はねこが大大大~好きなので、普段からねこが出てくる絵本を見つけたら全部選んでいるのだが、そのねこのセリフのところだけを娘に読んでもらうことにした。これにはノリノリで、かわい~い声、まさしくねこなで声で読んでくれた。そして、それ以降ねこが出てくると娘が読む、という決まりができた。
1番オススメのねこ絵本。本当に本当に良い
⑤親が本を読む姿を見せる
これが難しい。これを実践しようとすると、私は本に没頭し、娘はYouTube三昧となってしまう。なので、私が本好きだということを印象づけるため、「お母さんはめっちゃ早く読めるよ」と、速読を実演してみせるなど、謎のマウントをかましておいた。すると後日、私も早く読めるで!などと張り合って来たので、もしかしたら効果はあったのかもしれない(?)
①~⑤を試してみて
しばらくして、読みきかせ中にまた娘の視線を追ってみると、徐々に字を追うようになっているのが分かった。現在娘は小学校1年生になったが、読書好きに育っている。読み聞かせもまだしているが、自分で本をよく読んでいる。
レベルに合った本を渡す
娘が自分で本を読むようになったのが、上記①~⑤を試した結果なのかはわからない。一つ感じたのは、子供の様子を見ながら、その時々に合った本を、さりげなく渡す、というのが重要なのではないかということ。
子供を図書館に連れて行って、ハイ、選べ、ではなかなか成長にはつながらないかもしれない。私のような妙な試行錯誤をせずとも、親が適切なレベルの面白そうな本を渡すことで、読書好きへの一歩を踏み出すのではないかなと感じた。
終わりに
私は昔から、読書「だけ」が、とびぬけて好きだった。ひとたび面白そうな本が目に入ると、友達と遊んでいようが宿題があろうが、他の事なんてどうでもよくなった。新学期には、友達と話すよりも、新しい国語や道徳の教科書を読むのに夢中だった。
本を読んでいれば母から怒られることは無かったし、新しいクラスに誰も友達がいなくても、物語の中に逃げ込めた。人付き合いの下手な私は、いつでも本に守ってもらっていた。
娘は違うようだ。本が好きで、朝起きてすぐと、夜寝る前に必ず読んでいる。でもそれだけではなく、お絵かきも、テレビも、友達も、学校も、いろんなものが好きだ。お母さんにも、ちゃんと甘えられる。「親友」なんてできたことのない私と違って、大好きなお友達に真正面から「私たち親友だよね!」って大きな声で伝えられる。そんな娘を見ていると、まぶしくて、うらやましくて、誇らしい気持ちになる。
そしてネガティブな私は、どうかそんな娘が、将来東京リベンジャーズになりませんようにと、そんなことばかり考えている。
読んでくださってありがとうございました。
本当に最高の絵本。